プロジェクト最終報告会で、A社メンバーから超上流作業について出された意見・感想です。
ITマスタープラン策定、要求定義-RFP作成のプロジェクトが日程計画通りに終了できたことに驚いている。この手のプロジェクトでは、不確定な要素もあってなかなか計画通りに進まないのが今までの経験としてあったので、日程計画通りに進んだことが素晴らしかった。このフェーズを行う事で良かったことは、
1.現状のシステム全体像が可視化でき、どのようなサブシステムがあり、その連携がどのようになっているかが分かったこと。
自分達が使っているシステムなのに、いろいろなシステムが複雑に絡んでいるのでなかなか全体を理解するものが無かった。
2.業務の可視化では、このような処理をしているのかと改めて属人的な処理をしている実態が分かった。
3.データ分析では、多くのサブシステムとの連携の中で複雑なデータの流れがあることやSETされるデータ項目も可視化できた。
4.新システムの全体モデルが共有できたことで、関係者のシステムイメージが共有できたことがとても大きな効果だと思う。
5.要求定義により明確なRFPが提示できたことでベンダーの提案レベルが統一できたことが大きな効果だと思う。
プロジェクト終了後、B社メンバーから超上流作業について出された意見・感想です。
今のシステムは部門毎に別々のシステムで業務を運用していてとにかく問題が多かった。システムの統合のために新システムをどう作っていくべきか考えていた中で、この超上流サービスを採用した。最も良かったことは、
1.新業務モデルとして新業務フローを作成したことで、新システム導入時の運用方法が明確になると共に、処理の基準や承認タイミングなどが明確になり、業務監査の際に指摘事項に対して、このように改善するという具体案を説明できたこと。
2.業務の可視化で、いかにマニュアル処理としEXCELを駆使して業務行っていたか、部門毎の独自の運用がされていて、標準化ができてなかったかが良くわかった。
3.部門毎の営業システムと会計システムが疎結合になっているための、多大なチェック業務が明らかになり、システム統合する方針は間違ってなかったことが分かった。
プロジェクト終了後、C社メンバーから超上流作業について出された意見・感想です。
超上流サービスをやってもらうことで、興味深く、また一番驚いたのは、ヒアリングによる現状の可視化が目の前で、みるみる整理されていく状況は本当に驚いている。白板に書かれる同じ絵柄を見ながら話を進めていくので、認識の齟齬がないことが何よりと感じた。
このフェーズを行う事で良かったことは、
1.現状のシステム全体像が可視化でき、多くのシステムが混在していてデータ連携が複雑に絡み合っている状況が可視化できた。
2.各部門の問題点155項目を体系的に分類し、関係性を整理して、要因分析した結果がやはり自分たちが解決すべきと考えていた問題点が浮き彫りになり、やはりこうあるべきだと思う姿が明確になった。
3.到達目標をどの年度に達成するかをプロットし、そのためのIT化プランが可視化できたことで、モヤモヤしていたものがやっとすっきりしたという印象